はじめに、ゆうくんという存在があった。
何もないという領域があった。
これを人は、虚空と呼ぶ。
今まで使ってこなかった領域から、新しいものを生み出そうとする意志が発動した。開拓しようという意志。
これが未来の元となるものであり、偶像化すると、弥勒菩薩になる。
そして、この意志こそが、ブラックホールである。
ブラックホールが、ホワイトホールになった。
言葉が生まれ、そこから全てが生まれた。時間空間宇宙銀河系惑星太陽地球生命体自然地球…。お父さんお母さん。そしてゆうくん。
ゆうくんという存在が、あった。
第一章:意識の隙間
「今日も一日仕事頑張ったな〜。うーん。なんか眠い。ちょっと疲れてるのかも。帰ったら久しぶりにビールでも飲もっかな?いや、やっぱりサワーにしよう。甘いものが飲みたい!うん!」
いつもの帰り道。ゆうくんはいつも通りの道を歩いていた。
考え事をしながら歩いていたら、段差があった。
こけそうになった。
「おっとっ・・・・
その瞬間、思考が止まった。
え?なにこれ?
時間が止まっている。
「自分は確かにここにいるけど、ここはどこ?」
気づいたら、意識が消えていた。
すべての真理は、隙間に存在する。
思考の隙間、宇宙と自分の隙間、あの人と自分の隙間。
隙間を見つけ、隙間に入り、隙間と一体化することで、人は悟ることができる。
そして隙間こそが、神の住処であり
空海がずっと求めていた、虚空蔵菩薩の境地だ。
ゆうくんは、虚空と一体化した。
・・・。
・・・。
・・・!!
第二章:言葉
意識の隙間の中に、混沌の世界があった。
混沌の世界の中身を見ていこう!
混沌の世界は、意識の最小単位だった。「コケる」という予期せぬ現象によって、ゆうくんは意識の最小単位に入ることができたみたいだ。
※転生神話は、何気ない日常生活を送っている私達一人一人の意識の最小単位を見ていく神話です。思考の隙間に存在するこの神話の世界を見ていくことで、宇宙の成り立ち、万物に宿る法則性、太陽、月、地球、生命体、いのちといった普遍的な宇宙の存在がなんなのか?なんのために存在するのか?がわかるようになる。
私達は毎瞬毎瞬、転生神話を最小単位で生み出しながら、「今この瞬間」を認識している。
これらは全て、皆さんの想念の中に「ある」ものだ。他人事ではなく、自分ごととして聞いてほしい。
ゆうくん「こ、ここは意識の最小単位なのね!なるほど。。んーよくわからない!」
厳密にいうと、君達人間が認識という作業をする直前の世界のことを言うんだ。つまり時間が生まれる前の世界のこと。時間っていうのは認識するから生まれるのであって、認識しなかったら存在しないんだよ。
一度それを体感してもらおうか。時間のない世界で、怒ってごらん?・・・怒れないよね。時間のない世界で悲しんでごらん?・・・悲しめないよね。そう。人間は時間を自らの思考で生み出すことによって、いろんな感情を作ったり思考をしたりしながら生きてるんだ。
時間っていうのは、人間が生み出している「創造の結果」でしかないんだよ。この意識の最小単位は、時間が生まれる前の世界から生まれた後の世界でどういう現象が起きているかを表している。つまりちょー繊細な感覚ってこと!
「へ、へぇ・・よくわかんないけど、なんかすごいね!!じゃーこの世界にどんなものが存在するの?」
良い質問だね。第二章はまさに、この最小単位を構成している要素を説明する場面なんだ。
今君達が最小単位だと思っている素粒子とかそういうもの達の、元の姿をこれから見ていくよ。「波」という存在なんだけど、その波にもいくつか働きがあって。それを約74個に分類している。
この74個の波それぞれの働きが、これから始まる宇宙創生の物語全てを作動させている、関数みたいなもの。関数っていうのは、「働きを生み出す箱」みたいなもので、その箱に入れると、波がそういう働きをするっていう装置なんだ。
「難しい・・」
うーん、ちょっと難しいかな。これが混沌の中身だ。
8の母音と 11の父音。 そして66の子音があって、合計74音が存在している。
これを、タカマパルと呼ぶよ。(高天原のこと)
これが宇宙の最小単位だ。実は宇宙の最小単位って音なんだ。
母音と、父音(父音は、唇音とか牙音とか、口の形によって生まれる音のこと)が合わさって、子音ができる。この図に書いてある漢字一文字一文字が、その働きの状況とか実相を表しているんだよ。
これが、タカマパルを構成する最小単位だ。
母音について詳しくは↓
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父音について詳しくは↓
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子音について詳しくは↓
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それぞれふかぼって見ていくと、より宇宙のことがわかるようになると思う。全部この74音によって構成されているから。
例えば「天 a」という音。
これは宇宙の全部!という意味なんだけど、「あ〜!」みたいな感嘆詞として、人間もよく使うよね。全てが広がっている、という意味。
だからみんなの中にもうすでにある音を、図にしたのがこの表なんだよね。
「なるほどね〜〜!つまり、お〜とかえ〜!!とか言うもんね。そのことを言っているんだ」
うん。でも「え」に関しては実は最小単位まで見ていくと「ai」になるんだよ。この辺りはまた今度ふかぼって行こうね。
この音達は、マトリックス状に、↓のような感じで、ザーッと存在しているよ!
この混沌の世界が、五次元以上で時間や空間を生み出す領域で、ここに、死んだ人の魂とかは行くだ。
ちなみにこの混沌世界のことを、言霊学では「天津菅麻音図」といい、密教では「胎蔵界曼荼羅」と表現しているよ。
転生学では、弥生語をベースに宇宙創生を物語っているから、上記74音のマトリックスが混沌の中身だね。
開運習慣①:言霊
実は言霊を唱えることによって、この最小単位の世界に行けるんだ!
第三章:創造
ス 澄 Su の働きによって、全てが一点に集中した。
ブラックホール。ができた。これが神の意志を凝縮(Kou)したものであり、宇宙創生の流れで言うと「實 miu ミ」だよ。このブラックホールがパ(晴 pa)大運気の力を借りて、爆発した。その瞬間がビックバンと呼ぶんだ。
ビッグバンするとき、ブラックホールはホワイトホールに変換された。
今まで見たことのない認知したことのない、全くわからない領域(虚 ソ So)に、神の意志である「結 yu ユ」が存在した。全くわからない領域というのが、未来のことだ。
未来のことはわからない。何もない領域に、意志が発動して(それがブラックホール)創造が生まれる。これが全ての始まりだ。
そして、爆発したことによって、「分離」が生じた。
この分離が自意識の正体であり、人間の認知そのものだ。
そしてこの創造の一連の流れ(今まで見たことのない領域に神の意志が発動して未来を創ること)のことを「祭り」と呼ぶ。人は祭りをするために生まれてきた。
ゆうくんは、ブラックホールと一体化した。
なんだ・・・これ・・・!?
静寂でありながらも、パンッパンに張り詰めたエネルギーがある。これが、全てを生み出す創造のエネルギーってことか!!
とても・・静かだ。でも何かものすごいものを秘めている気がする。
そしてただただ、全く新しい場所を開拓したい!!
今まで見たことがないような、誰も触れたことがないような、そんな世界を創りたい!!!
なんかよくわからないけど、創りたいんだ!!!
神の意志 未来 ユ について詳しくは
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爆発 ビッグバンについて詳しくは
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認知 自意識 について詳しくは
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祭り について詳しくは
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開運習慣:芸術
何か内側にあるものを表現することを、芸術と呼ぶよ!
第四章:銀河と渦
あらゆる現象は、自然の法則に従って流転しながら動いている。
春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来るように、一定のリズムに沿って万物は変化し続けている。
この変化の移り変わりがどこから来ているかというと、「銀河系」から来ているんだ。
銀河は常に、ぐるぐる回っている。まるで渦のように。
この渦の流れは「人間の成長」「進化の過程」「1日の流れ」など、あらゆる「流れ」に適応できて、渦を理解すると運命を知ることもできるんだ。
あらゆる学問は、この渦の流れを研究していると言っても過言じゃない。
転生学ではこの渦の流れを「転生図」というオリジナルの図を通じて解説している。
この転生図の円循環が、このように螺旋回転しているのが銀河、宇宙のリズム。
「第三章:創造」で説明したブラックホールの働きは「中心に向かう螺旋運動」になっていて、ホワイトホールの働きは「中心から八方に広がる螺旋運動」になっている。
螺旋運動の4つの段階を一つ一つ理解すれば、宇宙のリズムの全体像をつかむことができる。つかめると、朝は〜をした方が良い、夜は〜をした方が良いといった一日の中でのスケジュールを組みやすくなるし、自然と一体化することになるから身体が〝したいように〟動けるようになる。
こうなると、余計なエネルギーを使うことなく、頑張らずにフロー状態で最大限のパフォーマンスを発揮できるってことだ。
転生図については「数詞」のことと「季節」について知ると尚理解できる。
数詞についてはこちら
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ゆうくんは、銀河系と一体化した。
なんだ…この安心感は。何が起きても、絶対大丈夫じゃん。
全部繋がってるんだ。全部、大いなる循環の中で起こってることなんだ。
こんなにも莫大なエネルギーの一部として、普段過ごしていたのか。
どんな大変なことがあっても、この大いなる輪廻からしたらほんの一部にしか過ぎないんだな。
逆にいうと、すべてのことにはちゃんと意味があるってことか。
詳しく知りたい人は、この記事を読んでね!
季節についてはこちら
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①:表現期間
生まれた直後で、エネルギーが有り余っている状態。この期間は季節でいうと「春」
春は宇宙にある大いなるエネルギーを使って、自分を表現する季節。
何事もそうだけど、表現することから始まるよ。まず第一歩。本当の自分を出してみるところから始めよう。
②:活動期間
学校に行ったり、会社に行ったり。人間関係などを通じて人生経験を積む期間。季節でいうと「夏」
夏は表現した自分を浄化したり成長させたり。色々現象を楽しむ季節だね。
第十章で説明するけど、この時期はとにかく日々の開運習慣が大切だよ!
③:清算期間
死んだ後、カルマの清算をする期間。季節でいうと「秋」
秋は収穫の季節。現世での経験、成長を清算して、次の転生に向けて一回自分自身の魂を元の状態に戻すよ。ゼロになる。
④:転生期間
ゼロの状態から、宇宙にあるあらゆるエネルギーをどんどん吸い込んでいく季節だね。季節でいうと冬。
春に一気に表現できるように、自然にあるエネルギーを吸収していこう。
開運習慣:勉強
結局私達って、勉強することによって、この「過程」に起こることを学んでいるんだ。
数学も化学も物理も英語も社会もぜ〜んぶ、真理や本質は一緒で、この「過程」のことを言っている。
第五章:太陽
太陽ができた。
元々原始太陽が、「水素」と「熱」が核融合を起こして爆発して、太陽ができた。
つまり、「水」と「火」を組み合わせたことによって、渦が起こり、爆発が起きて新しい太陽が誕生した。
こうやって、相反するものが融合することによって、新しい何かが生まれる。
天大日活芽醸雷育(アオピルメムチチ)
全ての始まりのエネルギー。
太陽は、太陽系唯一の恒星と言われていて「自ら光り輝ける星」だ。
太陽のように生きるには、自分が本当にやりたいことをやったり、周りに流されずに表現する。
ありのままの自分を表現することで、自分を認めていくことができる。そうすることで、自分の外側(関わる人や環境)も認められるようになるんだ。あらゆる存在を認めていくことが太陽の役割だ。
ゆうくんは、太陽と一体化した。
すべての生き物は、このエネルギーによって生かされているんだな・・。
とても、温かい。優しい、光。
みんなが育っていくのが、嬉しい。歓喜だ!こんなにも、じんわり感動するものなんだな。
すくすく成長していくって、こんなに楽しいんだ。
みんなが、どんどん育っていって欲しい。元気になって欲しい。こうして光を与え続けることができるって、なんて幸せなんだろう!!
開運習慣②:気遣い
太陽の本質は、与えるということだよ!人生で何を宇宙に対して与えたいか?これがあなたの使命や目的になってくるよ!
第六章:月
月ができた。
謎の惑星。触媒としての機能を持つ惑星。アンドロメダ銀河全体を照らしながら、つなぐ役割としての存在だね。
実は、月の正体は「水」なんだ。現代の科学ではまだ解明されていないけど、転生神話の中では「水」であると断言する。
月のおかげで、私達はイメージしたり妄想したり出来る。あらゆる次元をつなぐ触媒としての役割で、鏡みたいな存在だね。
天大与活成雷(アオテルナチ)
実体は、無色透明。
そして、宇宙全体の今の状態を映す鏡の存在で、人間でいう「心」と同じ役割だ。
月の働きによって、人間は大いなる幻想を見させられている。被害妄想、加害者意識、あらゆる自意識。想念から来るものは全て幻想だ。
当然、それらの幻想は悪いものではない。必要だから起こっている。
全ては、無色透明普遍の存在である「原点」に変えるために。
ゆうくんは、月と一体化した。
私は・・誰だ・・?
あれ、今ここはどこだ?いつだ? すーーーーーーって感じ・・。
何も、、ない。
この深い落ち着き感はなんだ・・。安心する・・。
そうか、この領域が
あらゆる感情や思考が生まれる直前の世界なんだ・・。
全ては、この領域から表現されているのであって、この領域こそが本当の私なんだ・・。
喜びも幸せも怒りも悲しみも苦しみも妬みも…全ての感情はここから発言していて、全部この無色透明なゼロの領域に戻るために起こっているんだ・・。
その瞬間、ゆうくんは全てを悟った。
あらゆる思考も意志も願いも欲望も全部、幻想だった。ゼロから創り出した結果に過ぎないんだ・・!!
この、何もない領域こそが、本当の自分だったんだ・・!!!!
(この感動も全て幻想・・ってことだよね)
なにも、、、、、ない、、、、、
開運習慣③:浄化
日々クリアリングすることで、ゼロの状態になる。月とは、完璧でもありながらゼロでもあるんだ。
第七章:地球
地球ができた。
体験の星。神の意志は、地球をつくることであらゆる体験ができるフィールドを作った。
銀河、太陽、月(惑星)のエネルギーを受けながらも、地球の中心から起こる地熱や地圧のエネルギーによって人間は活動している。
天大成積醸育(アオナツムヂ)
この地球の中心から来るエネルギーを「プツ」という。香取神宮に祀られている経津主大神はプツからきている。
大いなる地球のエネルギーによって、人間は行動することができる。そして行動することそのものが地球でやるべきことだ。
宇宙の存在を五感を使って全身で体感することのできる星。万物全てを味わい尽くすために、地球が生まれたからだ。
ゆうくんは地球と一体化した。
す、すごい・・・。なんだこの中心から湧き上がってくるエネルギーは・・。
今関わっている、家族、仕事仲間、恋人、通りすがりの人まで、全ての人が繋がっていたのか!!!
あのうざかった奴も、ネチネチ言ってくる上司も、しつこい営業マンも・・全員繋がってる・・。
彼らはみんな銀河中の惑星の星々と繋がっていて、彼らとの関係性を通じて、銀河中の天体が「より良い秩序」を目指して動いているんだ・・!!!
そうか!!地球は、全ての体験を味わい尽くすために、存在するんだ!!!
つまり、体験すること自体が、喜びなんだ!!!なんて、素晴らしいんだろう・・・・!!!
行動した結果、うまくいったかどうかなんてどうでもいい。
行動すること、挑戦すること自体が、地球に生まれた最高のギフトであり醍醐味なんだ・・!!!
開運習慣:ジャーナリング
書くことで、何をするかが明確になって、行動できるようになるよ!
第八章:生命の樹
生命体ができた。
岡本太郎、太陽の塔。
アメーバ、魚類、両生類、爬虫類、恐竜、哺乳類、原人・・・
岡本太郎、生命の樹。
生命は進化を辿りながら、いのちを紡いでいった。
充因美積母萌延成垂増育活(トヨウツカモノナタマチル)
地球ができて、生命の樹ができた。生命の樹によって、生態系が誕生した。
太陽、月、地球の影響を受けながら、生命体はお互いにバランスを取り合い、いのちを紡いでいる。
生まれ、土に還り、また誕生する。
この大いなる循環の中で、環境の変化に適応しながらも40億年の歴史を刻んでいった。
ゆうくんは、生命の樹と一体化した。
草も、木も、虫も、鳥も、全部が繋がっている・・・。
何一つ欠けてはならない。みんな大切ないのちの繋がりなんだ。
こんなにも多くのいのちに生かされていたのか・・。
ゆうくんの眼から、途端に涙が湧いてきた。
そして振り向いたら、そこにはお父さんとお母さんがいた。
いつも、どんな時も支えてくれるお母さん。見守ってくれるお父さん。
そして、仕事仲間がいた。友達がいた。恋人がいた。
みんな、味方だった。
みんな、敵だと思っていた。誰も自分のことなんかわかってくれないと思っていた。
自分は人と違うから。あんな奴らと一緒にされたくないってずっと思ってた。
孤独を貫くんだ!と決めて、ひとりぼっちでカッコつけて、引きこもっていた。
誰にも相談できず、心を打ち明けることなく
ただただ目の前のことに、機械のように打ち込んでいた。
でも、違った。
敵を作り出していたのは自分自身であって、本当はみんな味方だったんだ。
空気も風も水も火も。動物も植物も。み〜んな、味方だった。
ありがとう・・・。
開運習慣:食事
いのちをいただくことで、私達人間もいのちを紡ぐことができます。大いなる生態系のバランスの中で、成り立っています。
第九章:人体
高天原にて、相談が行われている。
先祖霊A「ゆうくんの奇魂、どうする?」
先祖霊B「う〜ん、自分の子孫はちょっとなぁ・・」
多くの霊的存在が悩む中、ある先祖霊が手を挙げた!
先祖霊C「ハイ!ちょうど私の孫、旦那と結婚して子供を産むのでうちの子孫に宿します!」
お母さんの先祖霊が立候補した流れで、ゆうくんの奇魂をお母さんの卵子に宿した。その後受精をして、いよいよゆうくん誕生の為に動いていく。
この順番で、母体に魂が宿り肉体を形成していく。
美醸積因成凝充萌延日奇活(ウムツヨナコトモノピクル)
お腹の下の丹田に、奇魂が宿り、ここから人体形成のすべてが始まった。奇魂は、高天原の意志と直接繋がっている。
幸魂の働きによって、体全体を構築する設計図としてのエネルギーが生まれた。背骨や関節などすべてこのエネルギーが固定化した存在である。
和魂によって骨ができて筋肉ができて皮膚ができた。肉体が形成されていった。
そして荒魂によって大脳ができた。大脳によって、人間は環境に適応しながら生きることができる。荒魂がなかったら、魂の本能のまま生きるだけになる。この多種多様な魂が存在する三次元空間において、多くの魂は社会生活を営むことができないだろう。
ゆうくんは、身体と一体化した。
人体の仕組みというのは、こんなにも素晴らしいものなのか!!
食欲も性欲も睡眠欲も、すべて身体のバランスを取ろうとして起こっていることで、必要だったんだ!!
それに、こんなにもたくさんのウイルスを日々吸い込んで生きてるんだな・・。
でも全部、身体が自然に何とかしてくれている。身体の仕組みって、すごい!
痛むのも、だるいのも、全部バランスを取るためにしてるんだな。意味があるってことか!
身体を大切に扱わないとな。。
開運習慣:ボディワーク
体を動かしていくことで身体の各機能が活性化して本来の力を発揮するようになるよ!
第十章:8つの開運習慣
身体と一体化した瞬間、意識が元に戻った。
「あれ・・またさっきの帰り道だ。」
ゆうくんはまるで走馬灯のように、一瞬のうちに宇宙創生から身体の形成までを一気に体験したみたいだ。
だがすべての感覚が身体の中に残っている。
そしてその感覚は、ずっと忘れていただけで
生まれた瞬間から確かに〝ある〟ものだった。
この感覚を使えば、なんでも思い通りになるし、死ぬほど幸せになることができるって、心の底から信じることができた。
そして何より、今すぐ自分を変えることができる。生まれ変わることができるって信じることができた。
転生の仕組みが、わかったから・・。
ゆうくんはブラックホールと一体化し、創造の歓びを知った。
遊びを知った。祭りを知った。すべての源を知った。
ゆうくんは銀河系と一体化し、輪廻の法則を知った。
季節を知った。運命を知った。宇宙にある普遍の法則を知った。
ゆうくんは太陽と一体化し、育てる喜びを知った。
成長する楽しさを知った。元気の源を知った。周りの人が元気になる幸せを知った。
ゆうくんは月と一体化し、真理を知った。
万物の根源の根源は、無であることを知った。透明な意識に無限の自由があることを知った。
ゆうくんは地球と一体化し、体験の喜びを知った。
万物すべてを味わい尽くすことが、目的なんだと知った。体験に良いも悪いもなくて、行動そのものが生きる喜びなんだと知った。
ゆうくんは生命の樹と一体化し、すべてが繋がっていることを知った。
いのちの尊さ、凄さを知った。すべての生物は、大いなる生態系のバランスよって成り立っていて繋がっていることを知った。
ゆうくんは身体と一体化し、すべてに感謝した。
お父さんとお母さんが生んでくれた、そこにある奇跡を知った。身体の機能や構造はすべて完璧であることを知った。先天的な顔立ちやスタイルも、風邪も病気も全部意味があることを知った。
ゆうくんは、すべてを思い出した。
「ありがとう・・・」
「この与えられたいのち、最大限使わなくっちゃ!」
そんな時、ふっとこんな言葉が降りてきた。
「8つの開運習慣を、しなさい。」
その声は、さっきまで一緒にいたフェニックスの声だ!天から降ろしてくれたんだ!!
でも8つの開運習慣って・・。
「1:言霊 2:芸術 3:勉強 4:気遣い 5:浄化 6:ジャーナリング 7:食事 8:ボディワーク これらの習慣だ。これを帰ったら何か一つやってみなさい。そうすることで、またあの時の感覚を思い出せるようになっているから。
いくら意識が変わっても、実践しなくては人生は変わらない。
いいかい?習慣が人生を変えるんだよ」
う・・・痛いところをついてくるなぁ・・笑
わかったよ!やるよ!!
そういって、少し面倒な顔をしながらも、ちょっと楽しそうに
部屋の掃除(浄化習慣)をやってみたのでした。
おしまい。