転生学 第十三章　言霊の真理

一般的に私達が使っている言葉と言霊の違いは何かと言うと、「一音一義であるかどうか」としていきます。

一音一義＝言葉一つ一つの音にエネルギーがあるとする考え方

つまり「あ」は「あというエネルギーが存在する」と捉えていく感覚ですね。

私達は普段何気なく日本語をスラスラ使っていますが、日本語の音そのものが神であるとしてきたのが古代人の感性でした。

「神道の極意＝振動」であり、音という周波数そのものが実は神様そのものだったのです。

このように古事記に描かれている神様は日本語五十音に対応していると捉えるのが「言霊学」の教えです。

言霊学というのは、小笠原孝次先生という方が体系だてて七沢賢治先生が継承されており、日本語の叡智に関して研究する学問です。転生学でもそのエッセンスを取り入れさせていただいています。

ここでお伝えしたいのは、言霊学的にいうと「あ」と唱えるだけで「高御産巣日神」が発動する・・といった、ものすごいエネルギーが日本語には存在しますよ！ということです。

そして、その自覚を持って日々を過ごしていたらとんでもなく大きなエネルギー（神様のエネルギーですからね）を日々循環させながら過ごすことができると。

このページも日本語をたくさん連ねていますが、全部一音一音が神なんだ！と思えばすごくないですか？笑

はい。というか、本来日本語はものすごい神聖なエネルギーがある存在として扱われていたのです。なので平安時代は「むやみにことあげせず」と言われており、大事な場面で言葉を発するようにという教えが代々あったのです。

「そんなこと言っても・・」「日本語にエネルギーあるなんて信じられないよ」といった疑う心が、日本語に潜む本来のエネルギーを発揮することを妨げてしまいます。

純粋に「あ」と言えば高御産日神のエネルギーを発しているんだと確信できれば、実際そうなります。

そして「タカミムスビノカミ」と御神名を発すると、その神様のお働きをそのまま体現することもできます。なぜなら神の名前こそお働きであり、人間が神様と繋がる暗号のようなものだからです。

有名な言霊として「アマテラスオオミカミ」と唱えると元気になるといった「十言（とこと）の神呪（かじり）」というマントラがありますが、一音一音を大切に唱えることによってその真価を発揮できます。

言霊（げんれい）という存在

実は日本語五十音というのは、万物を創生させる仕組みそのものでもあります。

この５０個の音が、あらゆる現象界に存在するものを発現させる働きなのです。

例えば私達人間という存在も、この五十音の働きによって創造された作品のようなものです。（アにはアとしての働きがあり、カにはカとしての働きがあります）

それぞれの働きについて詳しく知りたい方は言霊百神という本を買っていただくか、また別の機会に解説していくのでお待ちください。

例えば「仕事行かなきゃいけない」という概念が頭の中にパッと思いつくとしますよね。その時に必ず日本語五十音の働きが超高速で瞬間的に起こっていて、概念を形成しているという感じです。

私達が頭に思い浮かぶこととか、目に見えている現象というのは、すべて言霊五十音によって創造された「結果」としてみていきます。逆にいうと言霊五十音が本当の原因であるということです。

ちなみにその運行はこのようになっています。この言霊を唱えるだけで身体のエネルギーバランスが整うマントラとしても機能するので、是非日常的に唱えてみてください。

言霊五十神はあらゆるものの「直前」に存在するので、実態がないというか掴み所がないんですよね。なぜなら、時間とか空間を超えたところに存在していて（五次元）あらゆるものを生み出す存在だからです。

時空を超えたところに存在する、エネルギーが充満している何かという感じでしょうか。笑

考えると余計わからなくなるので、「そういうものなんだな〜」という軽い感じで捉えていただけたらと思います。

そして、その存在と普段から一体化していると、ものすごく体にエネルギーが充電されているような感覚になり、元気になります。

日本語は地球や太陽系惑星と呼応している

実は私達が使っているこの五十音図ですが、それぞれ母音と父韻と子音に分けられます。それらがすべて地球と太陽系惑星の周波数と一致することが研究結果として挙げられています。

このことはわかってくると、日本語を唱えるだけで、地球と一体化できるようになります。