水が、先生です。
私たちの身体の約70%は水。つまり、私たちの本質は、水そのものなんです。なのに、私たちは、その水の性質から、かけ離れた生き方をしている。そのズレが、苦しみを生んでいるんじゃないか——その気づきから、このテーマは始まりました。
水は、どんな形にも変わります。容器の形に合わせて、自分を変える。その適応性のうちに、実は最大の強さがあるんです。完全に固い氷のままでも、ガチガチに蒸気になったままでも、どちらも極端です。でも、液体の状態——流動性を持った状態で、その環境に合わせて変化していく。それが、最も自由で、最も柔軟で、最も実用的な状態なんです。
さらに、水には「浄化」の性質があります。汚れに触れても、水は自分まで汚れ切らない。むしろ、汚れを浄化していく。この「他者の波動に影響されながらも、自分の純粋性を保つ」という特性は、人間関係でもビジネスでも、最も必要とされる能力です。
身体の中の水の性質で生きることで、能力開発にもなるし、自由な生き方を体現することができます。
水のように生きるとは、具体的には何か。それは、刻一刻と変わる環境に対して、柔軟に対応していきながらも、自分の芯(純粋性)を失わない、ということです。相手の意見に耳を傾けながらも、自分の本心は貫く。時代の流れに乗りながらも、自分の価値観は揺らがない。
そして、究極のビジョンが「流体を目指し、龍体になる」ことです。水が流動的になり、やがて蒸気になり、さらに水素と酸素に分解され、宇宙全体に散らばっていく——その状態が、龍体なんです。一つの個人ではなく、全体と一つになっている状態。その状態で生きることが、人間の最終的な目標だと、僕たちは考えています。
水のように生きませんか?あなたの本質は、もう既に流動している。その流れに、素直に身を委ねるだけで、全てが変わります。